当院に相談に来て頂いた小児患者さんの問診票を確認すると、そのほとんどの方が鼻詰まりの自覚症状があるようです。
世間一般的に口呼吸はよくないとの認識が広がっていますが、ここで口呼吸のデメリットについておさらいしたいと思います。
口呼吸は以下のデメリットがあります。
- 風邪をひきやすい(鼻にはフィルターがあるが、口呼吸はウィルス、ほこり、花粉を直接取り込んでしまうため)
- ぜんそく
- いびき
- 夜尿
- 扁桃腺の腫れ
- 猫背、姿勢が悪くなる
- むし歯になりやすくなる
- 歯周病になりやすい(口臭が強くなる)
- 歯ならびの悪化(出っ歯になりやすい)
などが挙げられます。
しかし口呼吸をやめて鼻呼吸にしようとしても、もともと鼻が詰まっていると難しいのは容易に想像がつくと思います。現代のお子さんは食文化の変化で柔らかい食事とる事が多くなってきました。それにより顎が小さくなる傾向があります。また口呼吸を長年続けると上アゴが狭くなってきます。これは、歯並びに影響を与えるだけでなく、上顎は鼻腔(鼻の空気が通る通路)とつながっているため上顎が小さいと鼻腔も狭い傾向がみられます。この鼻の空気が通る通路が狭いと、鼻呼吸がしにくくなり、口呼吸になってしまうのです。 未発達な顎(あご)は、悪い歯並び、口呼吸、いびきをかいたり、食べ物が咬みにくい、滑舌が悪い、顔つきや姿勢にまで影響を与えています。 お子さんのお口が常に開いていることはないでしょうか。
当院は無料相談を行なっておりますので、どうぞお気軽に来院していただければと思います。