前編では矯正歯科の選び方のポイントを紹介しました。後編では選んではいけない歯科医院の見分け方のポイントを解説します。
選んではいけない歯科医院の見分け方
コンビニよりも多い歯科医院で、いい歯科医院を見分けるのは困難です。矯正歯科となれば、非常に困難になります。ですが一つの目安として以下のような選んではいけない歯科医院があります。
設備が整っていない歯科医院
矯正治療に欠かせないのは、正確な診査診断です。矯正治療には「セファログラム」と呼ばれる頭部レントゲン写真の撮影が必要です。通常の矯正歯科であれば設置されています。セファログラムがなくても矯正治療は可能ですが、正確な診断はできません。
必須ではありませんが、3次元的にレントゲン撮影ができるCTが設置してあると、より正確に診断ができます。正確な診断をするためには設備が整っている歯科医院を選びましょう。
説明が足りない歯科医院
説明が足りない歯科医院では、治療中にトラブルが起きやすい傾向にあります。
例えば、矯正治療のメリットばかり伝えてデメリットを一切説明せずに、強引に矯正を勧める歯科医院はトラブルのもととなります。
本来の矯正治療は診査診断の結果をもとに、患者の要望を聞き、歯科医師が最善な治療計画の提案と説明をし、納得したうえで治療を開始します。
歯科医院側が要望を聞かず、説明が足りないと感じたらセカンドオピニオンを受けることをおすすめします。
歯科医師やスタッフとの相性が悪い歯科医院
矯正治療は同じ歯科医院に長く通院するため、歯科医師やスタッフとの相性をみることも大切です。
いくら腕がよくても歯科医師やスタッフの相性が悪く、顔も見るのも嫌なのに我慢して通院しなければならない状況は不幸なことです。
長く通院する歯科医院なので、安心して治療を任せられる人かどうか見極めるのも重要です。
まとめ
受診する矯正治療を選ぶことは、一般の歯科医院を選ぶよりも難しいです。選んではいけない歯科医院を紹介しましたが、あくまでも一例に過ぎません。
歯科医院はコンビニよりも多くあるので、なかには利益だけを優先して、患者さんのことを考えない歯科医院もあります。
そのような歯科医院に通院しないためにも、コミュニケーションをしっかり取り、信頼できる歯科医院を見つけることが非常に大切です。